philosophy

きっかけは 日本の消費者の声

 

20163月、私たちはラオスの農園にいた。

 

 

現地で知ったのは、コーヒー栽培の大変さ、そして生産者の温かさだ。

生活は苦しいはずなのに、私たちを笑顔でもてなしてくれた。

 

 

彼らを助けたい

その思いに駆られ  日本に戻った私たちはラオスコーヒーの販売に励んだ。

 

 

「ラオスのフェアトレードコーヒーはいかがですかー」

イベントで声をあげていたところ、心あるお客様が私たちに声をかけてくれた。

 

 

「貧しくて可哀想な農家さんが作っているのね。買ってあげるわ。」

 

 

その瞬間、私たちは罪悪感でいっぱいになったのだった。

 

「私たちは生産者の努力を無駄にし、同情でコーヒーを売っているのか」と。

Beyond Fairtrade

 

それでは、どうやってラオスのコーヒーを売るのか。

私たちは日々話しあった。

いきついたのは  コーヒーを飲む理由だった。

 

 

コーヒーは嗜好品。

美味しいから飲む、それ以上でもそれ以下でもないはずだ。

フェアトレードなんてのは二の次なのである。

 

 

だったら、ラオスコーヒーの美味しさを知ってもらいたい。

ドリプロが使用しているのは、高級品種であるアラビカ種ティピカ。

綺麗な酸味が特徴のコーヒーである。

 

 

そして、なんといっても美味しいコーヒーには、 焙煎したて という要素が欠かせない。

実際に焙煎したてのコーヒーを飲んではじめて、その美味しさに気づいた。

フェアトレードと唱って販売するとは、なんとも もったいないことをしていたのだった。 

 

 

だから、私たちは 焙煎したてのラオスコーヒーを売ることにした。

生産者と消費者の真のWin-Win

 

コーヒーを栽培するラオスの生産者。

コーヒーを楽しむ日本の消費者。

 

 

ドリプロはその片方だけに焦点をあてて活動するのではなく、

双方が満足できる関係を目指しています。

 

 

生産者が高品質のコーヒーを栽培し、

消費者がそれに見合った価格で購入する。

そんな、あたかも普通な関係が、今の世界では普通ではありません。

 

 

"生産者と消費者の真のWin-Win"

私たちはその普通に挑戦しています。